The Road Not Taken 〜タンザニアライフ〜

JICA海外協力隊(青年海外協力隊)タンザニアでの生活、活動の様子をのんびり載せていきます!

Baseball…Nini?  その2

どうも!

 

最近雨季が始まったとか始まってないとかで、不安定な天気ですが、家の前はまた水没する時期になりました。暑さのピークは過ぎたらしいのですが、まだ毎日大汗かいてます。

今週は一週間だけ前期の中間休みですが、ラマダン中でどこにも移動できないのでおとなしくのんびりします。

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ちょっと前にあったできごとなんですが、 学校終わりに家に向かって帰っていると、反対側車線を走っていたバイクが僕の方へ近づいてきて、すれ違う時に「F××k you!!!」 と大声で叫ばれ、そのままどこかへ走り去っていきました。

その数日後、また家に向かって歩いていると今度は後ろからきたバイクに頭を引っ叩かれました。(同じ人かは分かりません)

 

住んでいる場所はダルエスサラームの中でも貧しい人が多いと言われている【ゴンゴランボート】というエリア。このエリアはローカルで有名なのか、どこに住んでるか聞かれて「ゴンゴランボートだよ」というと、鼻で笑われることが多くあり、なぜそんなところに住んでいるんだとよく言われます。

 

先生や野球をやっている選手たちからも危ないエリアだから気をつけろ、と言われますが、それでも暴言を吐いたり、頭叩くのは...と思いますがしょうがないですね。家の周りでもけんかしている様子もたまに見かけるし、そういうエリアなので。

とりあえず叩かれただけで、強盗とかでもなく怪我もなかったのでよかったといったところでしょうか。 

言葉が通じても、日本でも、日本人同士でも色々あるのと同じですかね。

今後も気をつけます。

 

最近は少し涼しくなりましたが、ちょうどその時期は暑さと停電がひどく、家のなかは常に30度を超えていて、やばい時には35℃あったりしました。暑さとこのどこにもやれないイライラとで、帰国や国外逃亡(任国外旅行)を考えました。笑

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前置きが長くなりましたが、前回の続きでタンザニアの野球事情について。

 

その2、という事で今回は昨年参加したタンザニア甲子園の話、リーグ戦の話とか。


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タンザニアの野球ですが、約10年前からスタートしています。

当時タンザニアに駐在していた日本人の方や、協力隊などを中心に普及が始まりました。

 

4年前来た時にはすでに野球があったので、スタートしたときはどんな感じだったのかは想像もつかないですが、相当なエネルギーが必要だったのは間違いない。いまでもめちゃくちゃエネルギーが必要なので。

 

ただ、10年経っているけど野球を知らない人はまだまだ多い。先月他の学校の体育の先生と話をした時も、ハンドボールのようにボール投げて得点決めるんだろ!って言われました。笑

体育の先生ですら知らない人がいることに衝撃を受けましたが、しょうがないですね。超マイナースポーツです。

 

そもそもサッカーが1番人気のタンザニア。サッカーを嫌いな人を見つける方が難しい。こどもたちはボールさえあれば(ボールっぽいものがあれば)裸足だろうが雨が降っていようが、遊んでいるのをよく見かける。

野球はボール1つでプレーするのは難しいし、それなりに場所も必要になる。

 

普段練習や試合を行っている場所は、草の根事業で数千万円かけて作られたと言われている『ダルエスサラーム甲子園球場』。

 

フェンスの網がボールよりも大きく、ボールが簡単に通り抜けたり、草が伸びすぎていてプレー中にボールの行方が分からなくなることもありますが、立派な球場です。

 

でも、メンテナンスはほとんどされていないので、マウンドやバッターボックスはデコボコ。グランドを使った選手たちも基本的には言われないと整備をしたりすることはない。

さらには週末クリケットをしてい人たちもいて、センターにはクリケットのピッチが作られています。

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試合をするとなると、このグランドまでお金をかけて来なければいけない選手もいて、毎週来ることが難しい、という人もいる。

 

じゃあ、ほかにも野球できる場所を探す、試合の際はできるそれぞれの地域に遠征をする、という事になっても、それはそれで難しい。

なので、週末に行われていたリーグ戦や普段の練習に来る選手は、ダルエスサラーム内で余裕のある人たちが集まっている印象はある。

 

 

最近、1人の選手から「なんで週末に練習するの?」ということを聞かれた。

タンザニア人の感覚でいくと週末は【休む日】なのでそこに疑問が出るのは普通のことな気がした。

 

でも、以前から週末の練習は行っていた(4年前もやっていた)し、平日働いている人や生徒も、週末の方がゆっくり時間をとれるしみんな集まりやすい。実際に毎週来ている選手もいるけど、聞いてくるという事は何か事情があるのかもしれない。週末練習したくないのかな、とも思ったり。

 

なぜ週末に練習するのか、といった質問の背景は、平日にもっと練習をする、木曜日と金曜日は昼から夜10時まで練習するといったことの提案だった。夜遅くまで練習しようとする意欲は素晴らしいものの、残念ながら夜10時まで野球の練習をできる場所は知っている限りない。

ただ、その連絡があったのでちょっとは練習するかな、と思ったけども平日も練習には来ないし個人でやっている様子もない。

おれは今年ピッチャーとキャッチャーをやりたいから教えてくれ!と、平日学校に来て生徒と一緒に練習をしたことも数回あったのですが、すぐ疲れた、と言ってずっとスマホいじっていたり日陰で休んだりする。以前から練習の約束をしても平気ですっぽかし、練習に来たとしても時間も全然守らない選手なので、いつも通りか、と彼の気が向くまでそっとしておくことにした。

 

日本に行きたい、チームを紹介してくれ、スポンサーをつけてくれ、という選手も中にはいます。(ソフトボールやっている子も含む。)

日本に行きたいから日本人の女性を紹介してくれ!(付き合って結婚したら日本につれていってくれると思っているらしい。)という事も。

 

チャンスがあれば、日本の野球を経験させてあげたいしレベルの高い野球を見せてあげたい気持ちはめちゃくちゃあります。ただ、最低限の努力や姿勢は見せてほしいなーとも思う。こればかりは難しい。

最近は、「キミの夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」ってとある曲のフレーズが脳内リピート再生されてます。

 

全員に言えることですが、毎日、毎週来れなくても仕方ないので、自分でできる練習をする、約束を守るとか、当たり前のことをできるようになってほしい。(もちろん、こういうところもちゃんと指導します)

 

まだまだ歴史が浅いので、これからに期待、といったところで。

 

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続いて、タンザニア甲子園のお話。

毎年行われているタンザニア甲子園は昨年で11回目。ダルエスサラーム、ザンジバル、キリマンジャロ、ドドマ、タボラ、ルブマ、ムワンザが参加する予定でした。

ダルエスサラームからも、2チーム作って参加する、という予定でしたが予算等の問題で1チームだけに。今までは学校ごとに参加できていたので、配属先学校でも準備をしていましたがそれは叶わず。(予算の都合もありましたが、優勝したかったからダルエスサラーム内で選手を選抜してチームを結成するという理由もあった。)

 

大会直前(開会式の前日)になり、地方のムワンザ、キリマンジャロ、タボラが交通費がなくダルエスサラームまで来れないという事で出場辞退。

 

問題となった交通費ですが、4年前の任地ムワンザまではバスで片道70,000Tshで行ける。大会期間中の食事、飲料水、宿泊費用は出るので、雑費含め1人往復150,000Tsh(日本円で約8000円)あれば足りるけど、そこも何とも言えない。

コロナ以前協力隊がいた頃、地方から参加するチームは、隊員がなんとかしてお金を集めたり、隊員のポケットマネーから交通費を出して参加していたことも普通だったらしい。先輩隊員はいくら払っていたのか。これに依存していて自分たちで何もできなく、今参加できなくなっている、というのであれば非常に残念だけど。

 

結局参加できるチームが4チームになってしまい、試合スケジュールも一から組みなおすことになった。

その時、運営とか支援をしている方(日本人)から「予算がもったいないし、試合数も少ないので、やっぱりダルエスサラームからもう1チーム作って参加できるように選手集めてなんとかしてくれませんか」と言われた。

確かに、予算もあるし、せっかくザンジバルとかからも来るので試合数も増やしたいのもわかる。結局、こういったアイデアや改善策もほとんど日本人がやってしまうのでいつも同じような問題が起きてるんじゃないかって。とくに交通費の問題は今に始まったことではないので。

残念なことに、タンザニア連盟のスタッフたち、試合中イヤホンつけてずっとスマホいじっていたり、試合も観ずに寝ていたりしたので、やっぱりサポートしすぎなんだなって感じました。

 

話がそれましたが、バタバタしているのは選手に関係なく、年に1度の貴重な機会なので、自分の教えている選手たちに出てほしい、とおもい連絡をとりましたがこれまた大変で。

10月頃は参加できる→やっぱり選抜1チームだけで参加できない→やっぱりできるようになったから参加できる選手いる?という展開だったのに加え、すでに学校も休み期間だったので、確実に来れる選手が5人しかいない、という状況に。合同チームを作って参加できましたが、当日になるまでどうなるかわかりませんでした。

試合スケジュールがまた変更するとなると、他のチームにも申し訳ないので、全員確実に来るかどうかはわからない、ということを予め伝えるものの、「それでは困ります。」という恐ろしい回答が。わかるけども。はげそうになりました。

 

試合当日は他の学校の生徒も合わせ、12人集まりました。結果は2試合とも大敗でしたが、ほかのチームとの交流をしていたり、楽しそうな様子も見れてとりあえずはよかった。

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タンザニア甲子園は12月9日(土)~11日(月)で行われたのですが、8日(金)に開会式とリーグ戦の優勝決定戦も行われました。

 

肝心の開会式ですが、大会に参加する選手たちはほとんどおらず、「なんでいないんだ!」と運営の人たちはちょっとお怒り気味でした。ちゃんといたのはザンジバルチームだけで、開会式に来なかったチームや選手に話を聞くと、開会式の存在を知らない選手もいたので、これまた連盟や運営のミスかなーと。

 

【タンザニア甲子園開会式】ということでしたが、肝心の選手がいないので、リーグ戦の優勝決定戦に参加する選手たちが主役のような式で、ちょっと残念でした。ちゃんと来ていたザンジバルチーム、そのほかちらほら来ていた選手もいましたが、それはお構いなし、という感じ。

 

開会式後に行われた優勝決定戦ではちょっと不思議な光景が見られました。

ゲームセットの時だったのですが、サヨナラエラーで終了し、優勝が決まりました。

エラーではありますが、サヨナラ勝ちでの優勝は喜びが爆発するはず。しかも新しく始まったリーグの初代チャンピオン。そもそも、試合は勝つためにやるものなので勝ったらうれしいはず。

でも、タンザニアで行われている野球セミナーでは、「相手をリスペクトしろ、喜ぶな、整列して挨拶が終わってから喜ぶべきだ。」といったことが教えられていた。確かに、相手がいないと試合はできないしリスペクトしなければいけない。でも、試合は勝つためにやるものだし、勝ったらうれしいに決まっている。優勝なんてなおさら嬉しいはず。優勝を決めたら選手全員がグランドに飛び出して集まっているあの光景は、誰もが目に浮かぶはず。先日行われていたセンバツの決勝でもしっかり、マウンドに集まり歓喜の輪の作っているのを確認しました!笑

 

この写真はゲームセット時の様子です↓

審判がセーフとジャッジした瞬間、ベンチから飛び出し大喜びしていました。写真中央のあたりの手招きしている彼もベンチを飛び出し、はじめは喜んでいたのですが、すぐに「喜ぶな、並ぶぞ」と。他の選手たちはまだまだジャンプしたり大喜びでしたが…

敗れたチームの選手数名は「今のはアウトだろ!」と審判に文句をいい、整列するのに時間かかっていました。

 

相手を侮辱するような喜び方や発言、整列せずに長時間騒いでいるのであれば問題ですが、優勝したら喜んでも良いんじゃないか、っていう個人的な意見。勝ったチームから「喜ぶな」という言葉が聞こえたのが不思議でならなかった。

 

おそらく自分がプレーする側なら喜ぶはず。先ほども書きましたが、形はどうであれ、リーグの初代チャンピオン。

僕は残念ながら、今までの野球人生の中で優勝という経験をしたことがないのでその時にどういう感情になるのかは想像がつきませんが、結果を残す、試合に勝つためにきつい練習をし、努力をするのはアスリートであれば当然のこと。

タンザニアの選手たちがそこまでの練習や努力をしてない、と言われたらそこまでですが、嬉しい、楽しい、という気持ちがなければ続かないし広がっていかない、と思います。(負けた、結果がでなかったという悔しい気持ちもまた必要不可欠だとも思いますが…)

 

タンザニア野球の主役は誰なのか。どこに向かっているのか。

 

謎が深まった出来事でもあり、色々と考えた大会期間でした。

 

今年のタンザニア甲子園は、予算問題などの問題もかいけつしてちゃんと地方のチームも参加できるようになってほしいし、学校でも参加したいので頑張ります。


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 ちらっと出てきたリーグ戦の話ですが、昨年からタンザニアナショナルベースボールリーグ(通称:TNBL)というリーグがスタートしています。ゆくゆくはプロリーグを目指しているとのこと。

 

肝心のレベルですが、オブラートに包まず言えば日本の小学生の方が間違いなくうまい。

試合にしか来ない選手が多く、ウォーミングアップをしたり練習をすることも少ないので仕方ないのですが、狙ったところにボールを投げる、ゴロやフライを捕る、ピッチャーが投げた球を打つ、などの基本スキルが全体的に足りていないのが現状です。

 

試合のほとんどはフォアボールやエラーで得点が入るので、ヒットやホームランを打つことも少ないです。(一応スコアラーがいるものの、記録上は出塁すればほとんどヒットになっていました笑)たいていの試合は荒れています。

 

さらに試合中は審判のジャッジに対する文句を言ったり、お互いにルールを正しく理解ができていないこともあり、揉めることも。 

例えばキャッチャーが打撃妨害(インターフェア)をしたのになぜか打者がアウトになったり、打者走者のファーストへのスライディングは禁止だからアウトだ!等、タンザニアオリジナル?のルールなのかは分かりませんが、ほぼ毎試合何かしら起きていました。

 

審判は、審判登録されている人が入れ替わりでやっていますが、審判も選手もルールを覚えていないのでこういったことが起きています。正しいルールを理解した上で、野球を楽しんでほしい。

 

試合は荒れている、と書きましたが、エラー、暴投で多く点が入るので、フォアボールとかでランナーにでたらとりあえず走る。とにかく走る。そうするとかなりの確率で暴投や捕球ミスなどのエラーが起きるから。

 

守備側は走られる、得点されるのを防ぐためにどうするか考えた結果、隠し球やトリックプレーをする。

こういったプレーって、本当に1点取られたら負ける、といったぎりぎりの試合で一発逆転を狙う、みたいなときにおこるもので、日本でも稀にしか見れないプレーのはずなのですが…笑

 

トリックプレーと言っても高等技術でも何でもなく、ランナーが2塁にいるとセンターがセカンドベース上に堂々と立っていたり、ピッチャーからセンターに「セカンドに入れ!」といった指示が飛ぶのでトリックプレーでもなんでもないのですが。笑

 

隠し球でアウトになった選手が「隠し球は反則だろ!」とベンチに戻らず文句を言い続け、退場になったこともありました。

ルール上反則ではないけど、隠し球とかする前にちゃんと必要なスキルを身につけてほしいし、レベルに合わせたルールを作るべきだと思っている。

いまのレベルなら、盗塁、バント、変化球禁止とか…

 

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もうひとつ気になるのは、試合するチームの選手が集まらないこと。先ほどもちょっと書きましたが、グランド周辺に住んでいる選手もいれば、遠くから交通費を払ってバス(ダラダラ)に乗って来ている選手もいるので、お金がなければ来れないのですが、チームに選手が7人しかいなくても試合をしていました。

よくわかんないけど、試合をする最低人数が7人らしい。僕の知っている野球とは違う野球なのかもしれないです。笑

試合の途中で1人帰ってしまい、6人で試合していることも1度ありましたが…

リーグ戦始まってすぐの頃の様子



試合開始時間は午後2時。でも選手はほとんど来ていない。なので審判が2時半まで待つという。2時半にも来ない。でもその時点で両チーム7人いたら試合をする、という流れ。

昨シーズンの後半は選手が全く来なくなり、試合がないことが多くありました。試合がないといっても勝ち負けがつき、人数が揃っていないチームが不戦敗になるのですが、片方のチームが4人、もう片方のチームが5人いたから4人の方が不戦敗、みたいなこともありました。選手同士で連絡とり、来るか来ないか確認して、来るという返事があっても来ない、なんてことが日常でした。

試合開始時間に合わせて選手は来るので、事前にちゃんとグランドに来て、ウォーミングアップや練習をする選手の方が少ないく、なんなら試合が始まってからくる選手もいる。

そのあたりの連絡も、各チーム代表がいて、その人たちを中心にやってるみたいだけどもよく分かりません。

 

ふだんから介入しすぎないように心がけていますが、こんな感じになってしまっては、試合どころではないことが多く、大変でした。

 

今の実力や人数を考えると、集まった人だけでチームを振り分けて試合をしたり、土曜日は練習、日曜日は試合、といったクラブチームのような形にすればもっとうまくなるのかな、とも思ったりもしますが、今年も4チームのまま試合をすることになっています。仕事や家庭の事情、学校や軍役など、それぞれの事情もあり、7人しかいなくても無理やり試合をしていたので、今年は9人そろわない時は試合をしない、ということがちゃんと決まりました。当たり前だけど、とりあえずはよかった。

さらに、各チーム最低15人は選手を集め、3月中に連盟にメンバーを提出する、という事も2月にあったミーティングで決まっていましたが、残念ながら4チームともまだ提出していないらしい。

5月からリーグ戦をするという事で進んでいるのですが、一度決まったスケジュールも白紙になったみたいですしどうなるのでしょうか...

 

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去年の6月に日本で開催された『UTSUGI CUP』というソフトボールの試合にタンザニア代表が参加しています。

 

試合は3試合やって全て完全試合でのコールド負けでしたが、ソフトボール代表が国際試合に参加するのが初めてでした!

 

野球でも、1人の選手が日本の独立リーグで3ヶ月だけプレーしました。

他にも、ソフトボールのトレーニングでチェコに行っていたり、Baseball5の国際試合に出場したりと、こういった機会は増えているので少しずつ進歩はしているはず!

タンザニア国内での試合はほとんどないので、選手たちにとっても良いことだし、モチベーションの維持にもつながると思う。

 

残念ながら、国際試合の参加になると野球ソフトボール連盟だけでなんとかするのは難しく、国からの予算にお願いをするしかないので、全部の国際試合に参加する、というのは非現実的で。

今年はすでに3月までにU-15と23のワールドカップ予選、男子ソフトボールのアフリカ大会、Baseball5のアフリカ大会がありましたが、参加できたのはBaseball5のみでした。野球、ソフトボールが次に出れるのはロサンゼルスオリンピックの予選になりそうかな。こればかりはどうにもできないのですが。

国がスポーツよりも教育!と言っており、まだまだ体育やスポーツへの理解も少ないので、とりあえずはできる限りのことで、引き続き活動していきたいと思います。

 

選手たちが帰ってきた際には、必ずどうだったか感想を聞いているのですが、「楽しかった!」「また行きたい!」とみんな口をそろえて言うので、次はもっといいプレーできるように、結果も残せるようにサポートしたい!と思っています。

 

ただ、ソフトボール代表の選手も、独立リーグに行っていた選手も、タンザニアに帰ってきてからはほとんど練習に来ていない状況で...

選手同士で、日本での経験を伝えてほしいって思いますが現実はそうもいかず。

練習したい!と思ってもらえないこっちの力不足なのかもしれませんが…

 

なにかいいアイデアあればぜひ教えてください。

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以上、長くなりましたが、この1年で感じたこと、タンザニアの野球は現在こんな感じです。

 

せっかく関わっているので、いつかは『Nini?(何?)』と言われないくらいには普及してほしい。という気持ちです。

 

次は、ようやくキリマンジャロ登山について書きます!笑

 

それではまた!

Asante!!

 

最近の癒しの子猫も大きくなってきました!



Baseball…Nini?  その1 

どうも!

 

前回のブログで、とりあえず健康で過ごしますなんて今年の目標立てていましたが、実は新年早々体調不良になってました。笑

 

年明け学校が始まってすぐでしたが、急に頭痛と吐き気があり、徐々に熱も出てきて。熱は38℃くらいだったんですが、過去最大級に体調悪すぎて丸2日は何も口にできず。

 

こんなこと今までなかったので、さすがにやばいと思い健康管理員に相談したら、もしかしたらデング熱かもしれないので病院受診しましょう、ってことで病院行って血液検査することに。

 

結果はデングもマラリアも陰性。炎症反応とかもなく他の数値も正常。

むしろ健康だなんて言われ...

原因は不明でした。

 

食べることも水を飲むこともできていなかったので、とりあえず点滴して帰宅し、数日休んだら治りました。

 

今回の赴任では病院にかからないようにと気を付けていましたが、9ヶ月で無理でした。

前回は変な虫に刺されたのが原因でしたが笑

その時の様子はこちらから↓

ryusei-tanzania.hatenablog.com

 

とりあえず、今後も気を付けます。

鼻にボールが当たって手術した小学校4年生ぶりの点滴でした。笑

 

 

ここからが本題ですが、テーマはタンザニアの野球事情について。

その1、という事で今回は野球部立ち上げの話と道具とかのお話です。

 

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タンザニアで『野球教えてる』と伝えるとほとんどが通じない、

もしくは

「野球って何?(nini?)」

というか答えが返ってくる。

バレーボールのレシーブのジェスチャーをしながら、「これか!」という時も。笑

 

少数派の野球を知っている人は、「タンザニアのどこで野球ができるんだ!バスケットボールの間違いじゃないか?」と言ってくることも稀にある。

 

こんな中で、タンザニアに来てから4ヶ月たった昨年8月に、学校に野球部とソフトボール部を作りました!

初練習のとき!野球、ソフトボールを以前からやっている選手にも手伝ってもらいました。

 

基本的には週3くらいで、選手と話し合いながら日程決めて練習してます。

まあ、練習と言ってもみんな初心者なので、ルールは一切教えず、とりあえず投げる、打つ、捕ること、といった基本の部分を楽しんでもらっています。

 

普段の練習の様子

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野球、ソフトボール部の立ち上げですが、競技経験のある専門種目を教える、という事が要請に含まれていて、道具とかもなんとかできそうかも!とある程度目途がたったのでつくることにしました。

 

ずっと野球やってたから野球やりたい、なんて話をしていると、同僚の体育の先生や他の先生、週末一緒に野球をやっている選手たちも道具の準備とか練習も手伝うよ!と言ってくれ、それも背中を押してくれました。

 

ただ、結論から言うとサポートを得られず、時間だけがかかってしまいました。特に道具問題。手伝うよ、って言ってくれていたので期待してしまったのですが…

 

協力隊あるある、って感じだけど、自分の力不足とかも色々感じました...

 

カウンターパートともう1人の体育の先生、といっても彼は月に1回学校来るか来ないかというくらい学校に来ない。もちろん、授業があっても学校には来ないことの方が多い。ただ、試合がある時は必ず来て、バスケやサッカーの練習試合には何度か一緒に行っている。野球にも興味があってちょっとやってみたい、なんて言っていた。

野球連盟とも繋がっているとのことで、道具はおれが野球連盟に連絡してなんとかするから待ってろ!って言ってくれましたが、学校にはあまり来ないので。

校長先生からは、道具とか試合とかスポーツ関係で何かあったら彼に頼りなさい、と言われていますが学校に来ないのにどうしろというのか。笑

一応、来るたびに道具の状況を確認していましたが、2ヶ月近く学校で見かけない日々が続き終了。

 

週末一緒に野球をやっていて、立ち上げのうわさを聞き学校に訪問してきた選手。

道具はおれが寄付で貰ったやつたくさん持ってるから今度持ってくる!と言ってくれた彼は、その後1度も学校へ現れることもなく、週末の野球にもあまり来なくなった。

 

学校の先生のうちの1人に野球連盟に所属している先生がいる。この先生は日本のことも野球も大好き。教育にも熱心。せっかく作るなら強いチーム作って、タンザニア甲子園で優勝しよう!代表チームも強くして、ちゃんと国際試合に参加したり日本に行けるようにしたいね、話をしていた。

ただ、この先生も学校にはあまり来ない...

 

といった感じのことが続いた4ヶ月でした。

でも、こんなこと言われたら、はじめは期待しますよね。笑

 

そんなこんなでさすがに我慢ができなくなり、自分で全部やってしまいました。

 

目途がたったから野球部をつくった、と言いましたが、野球部作ってどうしたかったかというと、野球を知ってもらい、楽しんでほしかったのがベースです。

タンザニアではどうしてもボール1つでできるサッカーやバスケばかりになってしまうので、他のスポーツもあるんだよ、と選択肢を増やしてあげたり、スポーツを通じて色々学んでほしい、といった細かいこともありますが、楽しくないと続かないので...

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肝心の道具ですが、ボールは野球連盟の会長に直接連絡し、野球連盟事務所にストックしてあった硬式10球、ソフトボール10球をもらえることに。

 

グローブは以前寄付されたものが11個ありましたが、ほとんどが壊れていました。そのうちの1つは直しようがないほどズタズタでした。とりあえずはあるものを直して10個(そのうち3個は左用)、使えるようにする。

可能ならばもう少しグローブがあるといいな、と思い色々当たっていると、寄付をされたけど使わないでずっと置いてある学校がある、という情報を週末一緒に野球をやっている選手からもらい、お願いして持ってきてもらうことに。

 

こういった学校が他にもあるらしい。野球連盟事務所に保管されている使っていない道具のほとんどは、軟式用バットで使えない、といった、【寄付された後】の問題も多いので、なんとかしていくべきだと個人的には感じています。

野球連盟の倉庫。使っていないもの(特にバット)だらけです。ただ、捨てる場所もない。

 

次に選手集めですが、先生方からはForm1の生徒じゃなきゃダメだ!という縛りを受けたので、体育授業を担当しているクラスで声をかける。

30人くらいやりたいって言ってくれたので、紙に名前を書かせてメンバー確保。

 

ただ、練習やるよ!と言って道具を準備しても誰も練習に来ない...

水、木、金と部活ができる時間が授業にあるにも関わらず、それでも集まってくれない。

なので、学年縛りも関係なくやりたい子たちと一緒にやることに。また1から選手集めをしました。

と言ってもForm1以外との関わりがほとんどなかったので、タンザニア人の習性である

 

『何かをやっているところに群れる』

『とにかくガヤ大好き』

 

というのを利用しようと思いつく。

 

グローブやボールなどの道具をグランドに並べて見せびらかし、みんなのいる前でキャッチボールをすることでとりあえず生徒を集めることに成功。(キャッチボールは近くに住んでいる選手に手伝ってもらいました。)

 

この写真は今年撮ったんですが、何かあるとタンザニア人はこんな感じですぐに集まってきます。

この写真の後ろで集まっているのはみんな新入生。今年は800人以上も入学してきたらしい。この日はざっくりですが50人はいました。話聞くとみんなやりたいといってくれて嬉しい気持ち反面、50人も一斉に練習はできないし目が行き届かない。道具もない、となる。こうなると、「道具があればなー」って思ったりもしますが、結局10人くらいがちゃんと野球部に入りたいとのことで、入ってもらうことに!全員合わせると30人くらいになりました。

 

全員が毎回練習に来るわけではないのですが、1人1個グローブは使えない状態なので、もっと増えたら、グループ作って曜日ごとに分けたり、道具どうしようかなーとか色々考え中です。

 

やりたい子全員にやらせてあげたいのですが、こういった状況なので今は野球部に入っている子優先で道具を使わせています。道具を使わなかったり、選手が集まっていない時は見に来ている子も参加できるようにしたりしています。

 

ただ、どうしても使いたい!と無理やり取り上げたりする子もいるのでそういう時は『ちゃんと野球部に入れば道具は使わせてあげる』と伝える。

ちょっと強引なやり方ではありますが、これで本当にやりたい子は

『じゃあやる!』

と言ってくれるのでこんな感じで選手集めています。

 

選手たちには大切に使う、数が足りないからちゃんと順番に使う、ということも毎日口酸っぱく伝えていますが、そんなことは関係なく取り合いの喧嘩は日常になっています笑

 

ルールを守るとか順番を待つとか、そういった概念がない。体育授業とかほかの部活でも、当然指導はしますが、9ヶ月たってもなかなか難しい。

わかる子にはわかるんですが、わからない子にはわからない。笑

 

体育の授業で急にバスケをやれと言われた時も、そのクラスは100人くらいいるのに対してボールが1個。とりあえずアップしてグループ分けて順番に試合。試合が終わっても変わらなかったり、「おれはこのチームだ!」と嘘をつく子も。試合は点は入らず、ボールの取り合いになって終わるのですが…

点が決まらないので試合後は、「点が入らないとゲームとしても成立しないし、面白くない」などと再度ルールとかを説明しながら、順番にフリースローをうたせたり。そのあとはレイアップ、なんてこともしましたが、順番に並べ、と言ってもみんなボールに触りたいので取り合いが起きる。

街中でバスに乗る時なんかもそう。順番なんかない。笑

 

練習をしていると邪魔をしに来て、練習している子から無理やり道具を取り上げるジャイアンのような年上の生徒、置いておいたボールをわけのわからないところへ投げて取りに行かない生徒、ボールを自分のものにしようとこっそり持っていこうとする生徒、グローブやバットをそのへんに投げ捨てる生徒などなど、指導と管理しなかったら無法地帯です。

 

みんなにやらせてあげたい気持ちはありつつ、壊れたら寄付、無くなったら寄付、というのを繰り返しているのが現状。

なのでいまは野球部の子優先で、さらには僕が見ていない状況では使わせないという対応にしています。(ボールやバットがあたって怪我したりするリスクもあるので。)

 

ちゃんと選手で管理できるようになるまで(帰国するまで)は徹底的にやろうと思っています。

 

実は立ち上げ早々、9月の時点で残念ながらグローブが1個行方不明になってしまいました。たぶん沢山集まった時にどさくさに紛れて持って行かれてしまったんだと思いますが…

 

練習始めてからまあまあ時間は経ちましたが、いまだにグローブやバットを投げたり、バットで石や木を打ったりする子もいますが、最近は選手同士で注意してくれることもあり、成長している面も感じられます。

 

以前、毎回練習にも参加し、道具の準備と片付けも積極的にしてくれると選手が「いい加減にしろ!」と何度言っても道具を大切に使わない、順番を守ったりしない選手に対し強烈な右ストレートを決めたことがありました。

手を挙げるのはよくないことですが、道具を大切にしないといけない理由とかを僕に代わって注意してくれる選手も数名いて。

右ストレートを食らった選手は、それ以降ちゃんと大切に道具を使っています。笑

 

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立ち上げてすぐのころ、ソフトボールをやっている子たちも来てくれたのですが、大量のソフトボールとキャッチャー道具を練習に持ってきて、「この道具どうしたの?」と聞くと、『もともとジュフディ(僕の配属先)にあったやつ持ってきた!』と。

 

聞いてみると、以前寄付されたものを家に持って帰ってそのままずっと置いていたらしい。さらに聞くと、もっと道具もあったし、そのときいた生徒がグローブとかボールを持っているはず、とのこと。

 

野球知らない人多いしそもそもタンザニアで野球道具は流通していないので、自分の道具を持っている人はほとんどいないはず。(個人でもらったりしているものは例外。)

 

たまに練習手伝ってくれる20歳の選手がいるんですが、この話をした時に彼は「このグローブは生徒だった時に寄付できたやつ盗んだんだ!」と満面の笑みで言ってきて、さらには「他の選手もみんなそうだよ!」と。

そうだろうな、とは思っていたものの、あまりに堂々としすぎていて返す言葉がなく...

 

選手本人がそうだといっているので、個人で持っているということは高確率でどこかにあったやつを勝手に自分のものにしてしまっているのであろう。

こんな感じで道具は次から次へと無くなっていくんだろうなーと。

こんな感じでで次から次へと寄付が来るだろうなーと。

 

たまにボールペンとかノートを貸してって言われて貸すことあるけど、それも返せというまで返さないのでそういうことなんだろう。

 

バックの中も勝手に漁られるし、ペットボトルの水も飲まれたり、僕の持っているボールを勝手に持っていったりすることもあるので、そういったところでも常に目を離せないので精神的に疲れますね。笑

 

野球以前に教えなければいけないことも山ほどある状況ですが、人生初キャッチボール、キャッチャー防具装着、楽しそうにやっている様子を見られるので、大変なことも多いですが、楽しい部分もたくさんあります。

 

道具についてもうすこし考えたい。

先ほども書きましたがタンザニア国内で野球道具は流通していないので、寄付して頂いたものを利用しています。

道具がなければプレーできないので、寄付は非常にありがたい。これは野球だけに限らないと思う。

できることの幅も広がるし、生徒も先生にも色々経験させることができる。

 

ただ、残念ながら現地の状況は寄付慣れしている。

 

野球が身近ではなく、自分たちで買うことができないので仕方ないですが、自分たちでなんとかしたい、っていう意欲も少しはほしい。なんて思うこともたまに。

 

アフリカで野球普及や指導をしていた方たちから話を聞くと、なんとかしてグローブやバットを自分たちで作ろうとする、って話もよくききます。それっぽいものができるものの、質は良くないのですぐ壊れてしまうらしいですが、話を聞くだけでも、野球をやりたい!自分の道具が欲しい!って熱量がすごいなって。

 

一方、いま関わっているタンザニアの選手たちは「つぎ新しい道具はいつくるのか?」とか「新しいのが欲しいんだけど」って言ってくることがある。

道具をちゃんと片付けない、雑に扱う、ファールボールや草むらに入ったボールを取りにいかない、寄付されたユニフォームも使った後にそのまま放置などなど...

使用後にグランドに脱ぎ捨てられたユニフォームと靴

まずはここからだと思うけど。

 

昨年10月末、中古の硬式ボールとソフトボールを10球ずついただく機会がありました。ありがたく使わせていただいたのですが、1ヶ月もたたないうちにこの状況に↓

1ヶ月で10球が3球ってどうしたらこうなるのって感じですよね。

日本なら、しばらく練習させてもらえないか、ひたすら走りになるかのどっちか。

 

どうすればなくならないか、管理の仕方も含めて連盟と選手とも話をしましたが無理でした。

 

はじめはこっちでも一緒に管理をしながら、最終的には選手たちだけで管理できるようにしようと思っていたのですが、連盟からは、「もうボールはこっちのものなんだから好きに使わせろ。なぜそっちが管理するんだ。」といったことを言われ、その結果がこれ。

 

連盟の言い分もわからなくはないんですが、こうして今まで何百球と寄付されたボール、グローブたちはどこかへ消えて行ってしまったんだな―と思うと...

仮に練習球が1球1000円だとすると、相当な金額ですよね。

 

選手を集め、なぜボールが無くなるのか、なぜ探さないのか、なぜ大切に使わないといけないのか、と聞くとだいたいの選手は「Sorry」と言い、少しの期間は意識して大切に使おうとするけど続きはしない。

この時、とあるForm4の選手(日本で言うと高校2年生)は「次新しいのはいつ来るの?どうせあるんでしょ?」みたいなことを反省している様子もなく笑いながら聞いてきたのでこの時はさすがにキレました。

 

でも、こういう状況を我々が作ってしまっているのは否めない。なぜなら寄付やその他のサポートをずっと続けているから。

難しい部分ではあるけど、悩ましい。

 

グローブも、連盟に寄付されたものを個人のものとして使っている選手もいる状況。

ほしい気持ちはわかる。でも、みんなで使うために寄付されたものを勝手に個人のものにするのはよくない。いまやっているセカンダリーの選手たちは持って帰ったりしていないので大丈夫ですが、寄付されたものを勝手に持ち帰ってリーグでプレーしている大人の選手たちを見たら、そりゃ子どもたちも欲しくなりますよね。

 

いまさら返せとも言えないのでそのまま使ってもらう事しかできないのですが、グローブに関してはいつかなんとかなりそうな気がしている。

僕の住んでいるエリアには牛の屠殺場があり、大量の革が通学路にある工場の空き地みたいなところに置かれていることがあります。ほとんどはソファーとかに使われているらしいけど、革はある。加工できるなら、質はわかりませんがこっちでもグローブ作ることはできると思っています。

 

昨年の甲子園で話題になっていた、おかやま山陽高校の監督さんのお話。協力隊でジンバブエで教えていた時に

 

・サッカーボールをつぶして紐を通して作ったグローブ

・木の棒を削って作ったバット

 

を使っていた選手がいたらしい。

 

令和の時代にそこまで、とは思いませんが、本当に野球が好きならそこまでの熱量があってもいいのでは。とも思ったり。

ボールも、ずっとなくなって寄付繰り返すくらいなら、紙とか丸めてそれでバッティングで良いじゃん、って。

 

まあ、さすがに試合でそんなことにはいかないので最低限の道具はちゃんとキープしておくべきだと思いますが、練習は工夫次第でいくらでもできる。

(もちろん、できるならちゃんと道具を使ってやるべきだとは思っています。)

 

といったことを思ったり思わなかったりしている今日この頃です。

 

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以上、活動9カ月での成果でした。

 

つぎは、タンザニア甲子園やリーグ戦の話!

その後に、キリマンジャロ、ですかね。

 

早くしないと。笑

 

それではまた。

Asante!

家の敷地内にいる子猫が最近の癒しです。

 

YOLO

どうも!

少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

キリマンジャロ登頂の時の朝日

 

一応雨季は終わったはずなんですが、年明けからずっと雨が降っており、家周辺はまた大変なことになっとります。

 

タンザニアの年末年始は、クリスマスもお正月感も全くなかったのですが、気持ちはお正月気分だったのでお酒飲んでお雑煮食べてのんびりしてました。

 

約1か月の休みも終わり、明日8日から学校は再開します。

この休み期間、始めの1週間ちょいはタンザニア甲子園を含めた野球ウィーク、その後はキリマンジャロ登山へ行ったらあっという間に終わってしまいました。

また活動頑張らないと、って感じですが休みモードが抜けない気がしています...笑

 

まず、キリマンジャロ登山ですが、無事に登頂してきました!

 

登頂したときの達成感は半端なかった。

なんも言えねえ。(北島康介風)って感じ。

というか、すげえ、しか出てこなかった。

 

キリマンジャロですが、今回のタンザニアの同期と、任国外旅行で来ていた人たちと一緒に登ってきました。

タンザニア同期とは、実は3年前にも登ろうと計画をしていたメンバーで、コロナでの帰国がなければ登っていた...ということで、なんとしてでも登りたい!という熱い思いが。

また、過去に緊急搬送されるなどいろいろと事情があり「登山禁止令」が出る出ない、って話が常に出ていて、登れるうちに登らないと!と4月からずっと話をしていて念願叶いました!

 

任国外組に関しては、1人は2019-2の同期!

それ以外のメンバーは訓練所で担当をしていた方たち!

何とも激熱なメンバーで。しんどかったですけど、楽しかったです。

キリマンジャロ登山の話はおそらく長くなるので、また別の時に。

 

登山を終え、28日にダルエスサラームに戻り、年越し何も予定のなかった隊員でご飯を食べ、気づいたら年越ししてました。

久々にちゃんと料理もし、お酒もたくさん飲み、めちゃくちゃ最高な時間をすごすことができました。

 

 

お雑煮めちゃくちゃおいしかった。沁みた。

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新年一発目の投稿ですが、特にネタもないので今年の目標でも書いときます。

 

・とりあえず健康に過ごす

・活動以外も充実させる

・英語頑張る

・最低月に1回はブログ、SNS更新

 

といったところでしょうか。

 

まず1つ目、健康に過ごす。

活動うんぬんよりも、精神面も含めた健康がまちがいなく一番大事。訓練所でもそう教わりましたし、職員の時もそう伝えていました。

とりあえず健康で過ごせるように気を付けます。

 

今のところ大きく体調を崩すことないのでこのままいければ、って感じですが、キリマンジャロ登山を終えて体重をはかったら、体重が72キロ台になっていました。いまはちょっともどりましたがそれでも73、4キロをいったりきたり。

登山中、高山病の薬の影響か高山病なのかずっと胃がおかしく、ご飯があまり食べられなかったのでその影響もあると思いますが、出発時と比べて痩せているのは事実なので頑張ります。タンザニアのローカルの食事は油や塩分が多く、水も汚い。お腹を壊すことはないんですが、この影響もあるのかなーと思う部分もあり、もう少ししたら健康診断もあるので、ちょっと気になる。

 

体重はしっかりキープする、というか筋肉量も可能な限りもとに戻したい。といったところです。

 

後は、街中やバスで咳や鼻水やばい感じのタンザニア人が普通にいるのと、日本人界隈でも謎の体調不良になっている方もいるようなので気を付けます。

 

次、活動以外も充実させる、というところですが、約8カ月、学校行って、野球して、という繰り返しでほぼ週7で活動をしていました。

夜や週末に食事に行ってお酒飲んだり、たまにカフェに行ったりとリフレッシュはしていましたが、お酒飲みたい!居酒屋行きたい!みたいに思うことが増えた。

実際、直近の11月から12月のタンザニア甲子園終了までは、まじでストレスが半端なかった。

ので、今年はほどほどに休みながらできることをやっていこうと思ってます。

タンザニア甲子園試合中の一幕。

 

というのも、なぜこう思ったかというと、日本にいるときは家でお酒を飲まないタイプでしたが、こっちに来てからは家でもたまに飲むようになったという変化。

酒飲みて―、って思うことも最近増えてきたし、飲酒量が増えてきたのでちょっと抑えるべきかと。

記憶をなくすことはないんですが、気づいたらワインがすぐに1本空いてしまうので、他のところでリフレッシュできるようにしたいと思います。

 

活動のことは、何かあってもなるべく気にしないように意識はしていますが、カウンターパートが来なかったり、野球も道具問題やら他の問題も多くあり、ちょっと気にすることが増えた気がする。

カウンターパートとか大人を無視して、こどもたちのためだけに活動するってのもなんか違う気がしているし、要請にも色々書かれているので、メインでやりすぎず、一度距離を置いてみようかな、という感じ。

 

あくまでボランティアだから、やりたくないこととかできないことを無理してやる必要ない、なんてアドバイスもよくもらうので、そこらへんもメリハリつけてうまくできたらいいかなーと。

 

あとはタンザニアにいるうちにいましかできないことを満喫しておきたい。

サファリ(ミクミ国立公園)、キリマンジャロ、ザンジバルは行った。次はセレンゲティかなーと迷い中ですが、とりあえずザンジバルにもう一度行きたい。

冗談抜きでザンジバルは毎月でも行きたいところですが、当然そんな余裕はないので、とりあえず次の年越しは絶対ザンジバル!って計画をしています。笑





 

英語頑張る、は、モチベーションの波が激しいので、継続してコツコツやろうと。

活動で使っているのは英語だし、帰国後を考えたら間違いなく英語!なので頑張ろうと思っとります。

スワヒリ語は、家周辺とかローカルエリアは英語が通じないので、なんとか赤ちゃんみたいなスワヒリ語で生活していますが、あまり使っていないことや今後のことを考えた結果、だいぶ前に諦めています。笑

 

 

最後、月1ブログ、SNS更新ですが、これは一番簡単そうで一番難しいのかもしれない。

2020年の投稿を振り返ったら、タンザニアにいた間は週1に近いペースで投稿していた。自分でもびっくり。

空き時間とかにサクッとやってしまえばいいだけの話なんですが、何をするでもなくぼーっとしていることや、帰国後のこととかを考えることが増えた。

 

このまえキリマンジャロに一緒に登った2019-2の同期から、「なんで更新しないの!めちゃ面白いしみんな見てるのに!」って言われました。

どうやら、ほとんどの人はキラキラした部分しか投稿しないけど、あまり隠さずストレートに書いているのが面白い、とのこと。

まあ、さすがに書けないこともあるのでこれでも自分なりにいろいろと包んでいる方。(だと思っている。)でも、面白いといってもらえて少しうれしかった、のと、今の気持ちは今しか書けないので、ちゃんと定期的に書こうと思います。

 

今月はこの投稿をしたので、もうクリア!という事にはなりますが、タンザニア甲子園、野球の話とキリマンジャロ登山の話もあるので乞うご期待ってことで。

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という事で、今回はこのあたりで。

年末年始、ご挨拶できた方たちからは、いつ日本帰ってくるんだ!なんてめちゃめちゃ聞かれましたが、いま日本に帰るとおそらくタンザニアに戻ってこれなくなる気がしているので、任期を終えるまで日本に帰るつもりはありません。(懐事情も察してください。笑)

 

なので、面白い話をたくさん持って帰るので、任期を終えて帰国した際に、たらふくおいしいご飯と浴びるほどのお酒を飲ませてください。というお願いです。笑

 

あ、タイトルの「YOLO」は、今年もよろしくの意味ではなく、

【You Only Live Once】人生は1度きり、のYOLOです。

 

活動が上手くいってもいかなくても、1度きりなんでやりたいことやって楽しめたらなーってことでこのタイトルです。

 

まあ、今年ものんびりやっていきますので暖かく見守ってください。

そして、いつも通りたまに生存確認をしてくださいな。

 

改めて今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

それではまた。

Asante!

2019-2の同期!3年半ぶりの再会でした。





Ishirini na Saba

どうも!

 

最近暑くなってきました。ぼーっとしているだけでも汗をかきます。停電したあかつきには戦意喪失です。

強い日差しのおかげで、日に日に黒くなっています。

 

ちなみにいまは雨季で、11月は雨が結構降っていましたが、最近は少なくなってきた気がします。ちなみに家周辺は大雨が降るとまじで大変です。膝下まで水がきます。

 



こんな感じ。

雨が降ったら何もしない、というタンザニア人の気持ちがちょっとわかりました。

次の大雨期が恐ろしい…

 

 

少し前ですが、10月にルワンダで活動をしている同期と3年ぶりにタンザニアで再会しました。元の配属先や活動中の隊員のところへ行ながら、観光もしてきたそう。

 

僕の任地と配属先にも遊びに来てくれました!

タンザニアを色々まわった中で、話が通じなかったり教養がなかったり、このエリアが1番やばい気がする、と言われました...

頑張ります。笑

活動中の様子を同期に撮ってもらいました!




この前Google先生やFacebookから、あれから4年ですって訓練所で撮った写真たちが通知できました。

何も変わっていない気がするのは気のせいか。

変わったのは色々と衰えたところだけか…笑

4年前。



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先日27歳(Ishirini na Saba)の誕生日をむかえました!お祝いメッセージ等々ありがとうございました。

 

誕生日当日は、活動について配属先(校長、カウンターパート)とJICAスタッフと話をする日でした。(3者合意というらしい。)

正式には、活動が本格的にスタートするのがここからなのですが、5月からすでにはじまっていたので今やっていることや課題の確認、なにを目指すのか、といったところをプレゼンして終了しました。

プレゼン



活動については、クラブ活動でのスポーツ指導と体育実技授業をするといったことの再確認。

 

クラブ活動は、もともとバスケ、サッカー、バレーボールがあるのですが、不定期でしかやっていないのと僕の専門は野球なので、8月に野球部とソフトボール部を新しく作りました!

最近は週3くらいで練習をしています。

 

校長先生は最近、ゲストとかスポーツ関係の人が来ると「うちには野球部があります!」と自信満々に伝えているらしい。笑

 

野球部立ち上げの話とか、タンザニアの野球事情については別のブログを書こうと思っていますのでそちらで。

 

野球以外の部活は9月、10月と3回ほどインターナショナルスクールとの練習試合があったので、指導と引率を行ってきました。

体育館すごすぎました。


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配属先の各部活で使っているサッカーボールとかは、個人で持っている物を使っているらしい。学校にあれば、生徒たちも常に使用できるし、できることの幅が広がりますがこればっかりはしょうがないとも思うけど、何とかしてあげたいとも思う。

 

ただ、体育倉庫やオフィスがなく管理が難しいので、ここもなんとかしないといけません。

 

野球道具は一応鍵のかかる部屋に置かせてもらっていますが、生徒も先生も誰でも鍵を開けられる場所なのでちょっと困っています。

 

普段からバットの使い方や道具の取り合いが起きたり、選手たちだけで練習するのはまだまだ危ないレベルなのでボールは常に僕が持ち歩き、練習の時しか使えないようにしています。

 

道具問題ですが、学校に道具が以前から何もなくて買うお金もない、となれば別ですが、前はあったのに、壊れた、誰かが持って行った。だから買って!という感じなので、買うつもりは1ミリもなく管理の仕方を教えるべきだと。

 

道具を使わなくても体育授業はある程度できるので、今は道具なしでできることをやっています。

 

11月はずっと試験期間でしたのでほぼ授業はありませんでした。

試験も終わり、先週金曜日から約1か月の休暇が始まりました!!

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課題は、生徒が英語をわからない、道具がない、生徒が自身の身体についてほとんど知らない、といったことを挙げました。

まあ、僕も全然英語を理解できていないのですが…笑

 

英語がわからないのことについては、しょうがない部分はある。

プライマリーまではスワヒリ語だけど、セカンダリーからは教科書も試験もすべて英語になるから。

でも、授業では英語を学んでる。

でも、Form2になっても英語の数字すらわからない子がいる。

ちなみにForm2は日本でいう中学3年生くらい。

Form2の試験でこんな問題がありました↓

試験問題



サッカーのフォーメーションについて、リストAとBのマッチするやつを選べ、という問題。

このポジションに何人いて...って説明をしているのがAで、その説明に合うフォーメーションの数字をBから選ぶ。

フォーメーションとかサッカーをあまり知らなくても、英語の数字さえ分かっていれば回答できるであろう問題。

しかし、残念ながら多くの生徒が間違っていた。中には回答していない子もいた。

 

 

この状況なら、国家試験のために座学をやらないといけない、ってのもわかる。でも、生徒たちにもちょっと頑張って欲しい。とも思った。

なので、今年見ていたForm1の子たちは新年度の始まる1月からは座学かなーと。

 

まあ、僕の担当はForm1なので来年度はまた1からやることになりそうですが…

 

 

 

道具については、前はあったので管理の問題。

先ほども記載しましたが、今は制度を利用して道具を購入したり、寄付してもらうことは考えていません。

体育の授業数もかなり少ないので、道具を使わない実技授業を計画してやります。

 

ということで、道具を使わないかつ、生徒に身体のことを知ってもらうために、身体測定と体力テストを実施しました。

 

といっても、みんな身長体重も測った事もなければ体力テストなんてしたこともない。

何で体力テストをするのか、何で身長体重を測るのかなど全て1から説明をし、体力テストは記録を取るために測定方法の説明もしながら本番のための練習をしてから測定しました。

なので、めちゃくちゃ時間がかかりました。結局、50m走と立幅跳びしか測定できませんでした。

 

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この写真は立ち幅跳びの測定の様子。

 

身体測定に関しては、冗談抜きでみんな自分の身長体重を知らない。

Form1(日本でいう中学2年生くらい)でも見ただけでわかるほど肥満の子や、めちゃくちゃやせていて適正体重にも届いていないだろう、って子も多いので、まずはちゃんと身体について知ってもらいたいなーと。

 

いちおうBMIは教えることになっているので、そのままBMIまで計算してもらいました。

 

プレゼンの時に日本では保健も一緒にやっていると伝えたら、校長もカウンターパートも驚いていました。

薬物とかエイズ、若年妊娠とかの問題がずっとあるのに、こどもたちに教える機会が学校にはほとんどない。もしかしたら家庭で教えているのかもしれませんが。

 

この数カ月で、

数人の生徒がマリファナを吸っているのと、学校に持ってきているのがばれて、とてつもなく怒られて長時間チャパ(体罰)されていた。

 

野球をやっている子が結婚することになった、と直接報告があり、おめでとう!と伝えると、「結婚する予定はなかったんだけど、相手が妊娠してしまったから結婚することになったんだ」、という事を言われ、話を聞くと望まない妊娠だったと。

 

先日は、HIVに罹っていて定期的に病院に通っているんだ、と話をしてきた人もいました。特に深い話をしたわけでもないんですが、どこ行ってたの?なんて普段の会話から急な報告で驚きました。

 

こういったことが自分の周りで日常的に起きている。知らないだけで、もっと起きている可能性もある。なので、実技もですが保健分野も少しはやった方がいいなーなんて思った次第です。

 

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プレゼン後、コメントをもらったんですが、校長からは、「彼は頑張ってますよ!よくやってます!」とのこと。ちなみに僕がスポーツや授業を指導しているのは1度も見たことない。

 

カウンターパートからは「一緒に協力してやってます!」的なコメントが。いつも授業や部活指導に来るようにお願いをしているのですが、ほとんど来ません。

 

あとはスワヒリ語話せるだろ!、というツッコミももらいましたが、こっちからも色々とツッコミたいくらいでした。

 

プレゼンの後は授業があり、JICAスタッフも授業の様子を見に来たので、この日はさすがに何かを察したのか、カウンターパートも授業に来ました。この日は体力測定のフィードバックとかやってました。

来年はどうなりますかね。あまり期待せずやっていきたいと思います。

今回の休暇はほどほどに予定は入っていますが、年明けまでの長期休暇なので、とことんリフレッシュしたいと思います!

 

とりあえず27歳(気持ちは新卒22歳!)は健康第一で過ごすことが目標です。

 

お祝いは、帰国したら来年の分も合わせた2年分の盛大なお祝いをお願いいたします!笑

 

それではまた、Asante!

この前マサイになってきました。



Mjapani

どうも!


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先々週また急に試験が始まったと思ったらForm2のプレ国家試験とのこと。

Form2以外は通常授業と言っていたけど、教室は全部テストで使ってるし、そもそも生徒も来ていなかったので授業はありませんでした。

 

先週は全学年中間試験で、今週から2週間の中間休みの予定です。

 

いつも急なスケジュールでテストやら休みが始まりますが、カウンターパートやほかの先生に予定を聞いてもわからないと言われるので、本当にみんな知らないのか。それともごく一部の人だけが知っているのか…

 

スケジュールが張り出されるのもだいたい当日になってからで、よくこれで先生も対応できているなーと。

 

はい、こんな感じでとりあえず4カ月です。

 

さて、本題ですが今回はタンザニアのスポーツ事情、寄付のお話です。

 

先日、Twitter(現在はX)で、

【どれだけ寄付を続ければ野球は普及するのか】

といったツイートをみて、タンザニアの現状を呟いたら少し反響があったので、タンザニアのスポーツ事情をと寄付の現状をテーマにしてみました。長いですがご一読ください。

 

https://x.com/ryu_556_tzbb/status/1684231184333541377?s=46&t=bWoRqhj5h-S0Nad1uECncg

 

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6月中旬にタンザニアで行われていた

『FIBA AFROCAN QUALIFIRES』というバスケットボールの国際試合。

FIBAランキングは全162チーム中151位のタンザニア。結果は残念ながら予選敗退でした。

正式な情報が出ていないのでわかりませんが、代表選手は聞いた限り30代が多かったです。それも、ほとんどがプロではなく、仕事をしていたりする人たちらしい。


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4試合くらい観に行ったので選手とも仲良くなりましたが、結局言われるのが「おれにシューズを買ってくれ。」と。

代表選手でも結局誰かに頼らないと道具が買えないレベルという現実。

 

バスケはタンザニア国内でサッカーの次に人気があるスポーツだと思われる。

ジョーダンやレイカーズと書かれたウェアを着ている人も街中でよく見かける。(ほとんど偽物ですが)

 

男子の日本代表は先日沖縄で行われていたW杯で来年行われるパリオリンピックの出場権獲得していましたが、タンザニアはオリンピック、ワールドカップは共に出場なし。

最高成績は1974年のアフリカ選手権8位だそう。

 

まあ、サッカーが圧倒的人気のため、次に人気があるといってもかなりの差だと思いますが、それでも試合はまあまあ盛り上がっていました!

 

かといって国内一番人気のサッカーも強いかというと、そうでもない。ちなみにサッカーの世界ランキングは208チーム中124位。

タンザニアンプレミアリーグという国内リーグが16チームで行われていて、ウガンダ等の東アフリカ周辺国、西アフリカのマリなど海外選手も参加しています。

こちらも見る限り、若干年齢層が高い気がしている。

 

 

タンザニアではスポーツよりも勉強優先!という教育方針なので、当然学校でもスポーツを行う機会は少ない、というかほぼ無いに等しい。

かといって、教育が重要視されているかと言われたらなんとも言えません。(あくまで個人的な感想です。)

 

体育(Physical Education )の授業はあるものの、タンザニアでは進級進学に国家試験が必要で、試験科目に体育も含まれるため座学となっています。

体育授業の様子



 

クラブ活動などをやっていない限り、幼い頃から身体を動かす、スポーツに触れる機会はほとんどない。体育の先生ですら、実技経験はほとんどないことが多い。

 

そして1番大きな問題は、公立学校はボールなどスポーツ用具に使う予算は1円もない!

当然のごとく使えるものはほとんどない!

 

ということです。

 

協力隊が赴任される学校とかでは、寄付や業務費とかを使い、ボールとかを用意できることもありますが、協力隊がいなくなり現地人だけで管理ができなくなるとすぐに壊れてしまったり、誰かが持っていってしまうこともあります。

 

実際、今行っている学校ではサッカーボールや野球道具、ビブスなどスポーツ用具がある程度揃っていると事前に伝えられていましたが、5月に初めて学校に行き確認したところ、ちゃんと使える道具はグローブ5個しかなく、他のものは壊れているか紛失していました。笑

確認したときに撮った写真。写真を撮るために並べました。

 

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こんな感じでタンザニアのスポーツ事情を調べていると、全くスポーツに力を入れていないことがわかった。

 

たとえばタンザニアのお隣ケニア(正しくは北側)ではマラソンが有名ですよね。大迫選手や田中希実選手もトレーニングをしたことがニュース等で流れていたかと思います。

 

マラソンで稼いだ賞金を家族とかを養うために使う、なんてよく聞く有名な話です。

活躍できる選手は一握りですが、大金を手にしている選手がいるのは事実です。

日本人の方で、【選手育成キャンプ】を設立したという記事も見かけました。

 

世界最古の大会『ボストンマラソン』の賞金は15万ドル。

陸上ウエアやシューズで関わりのあるメーカー『NIKE』と大型契約できれば10万ドル。

なんて言われています。

 

ということは、『マラソンドリーム』なるものアフリカ各国、タンザニアからも出てきてもおかしくないのではないか。

 

さらにお隣のウガンダ(ウガンダも正しくは北側)ですが、東京オリンピックでは選手25人参加。

金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個、全て陸上競技で獲得しています。

 

ウガンダでメダル獲得の賞金が出ているかは調べても出てきませんでしたが、日本ではメダルを獲得すると日本オリンピック委員会から報奨金として金は500万円、銀は200万円、銅は100万円がもらえます。

ちなみに世界最高金額は約8500万円のシンガポールだそう…

 

スポーツで良い成績を残せば、大金を手にできる可能性があるというのをあまりわかっていないのか?

それとも、集団で群れてガヤをするのが好きな傾向にあるタンザニア人は、自らしんどいことをするのが嫌なのか…(すぐに疲れた、というのでこのパターンはあるかも。)

 

ちなみに東京オリンピックに出場登録されていたタンザニアの選手は4人。

内訳は男性3名(陸上2、競泳1)女性1名(陸上)。調べても競泳選手の記録が出てこないのでどなたか知っている方いましたら教えてください。笑

 

男子マラソンでは6位大迫選手に続いて7位にタンザニアの選手が入賞しています!

 

好記録だし、他のタンザニア人選手もポテンシャルがあると思うので育成したらそれなりに選手は出てきそうな気がしますが、なぜあまりスポーツに目が向けられないのか。

 

オリンピックの現状から考えられるのは、通常各国のオリンピック委員会は、国からの予算補助やスポンサー収入などがあり、その一部をアスリートの育成に使っていますが、タンザニアオリンピック委員会(TOC)には予算がなく、政府からの補助すらもないらしい。

若い選手たちを育成する資金もないので、少数精鋭で支援する、という方針で活動しているそうです。

 

タンザニア側から在タンザニア日本大使館に選手派遣のサポートしてほしいとの依頼があったとかなかったとか。

 

オリンピックでは現地での滞在費や、選手村から競技場までの移動費等、開催国が負担する費用も多くあります。

必要な経費は開催地までの渡航費や選手村以外での滞在費等。ユニフォームや用具を国やスポンサーに用意してもらえなければ、これも自身で負担をすることになる。

選手村での食事は通常開催国が準備しているので、自分の競技日程に合わせて現地入り、競技終了後速やかに帰国すれば負担経費も少なくなる。

 

仮にユニフォーム等をすべて用意してもらったとして、とりあえず必要なのは航空券だけだと考えると、タンザニアから日本までの往復が安いエコノミークラスの約30万円、選手4人で120万円。

 

この金額を高いと思うか安いと思うかはそれぞれの価値観ですが、タンザニアの教員の平均年収4,000,000Tsh(日本円約20万円)だとすると、高い気がする。

 

陸上競技のように、なんとかシューズがあれば!という競技でも、選手が各自で準備することはタンザニアでは難しいらしい。

 

他にも考えられることはありますが、とりあえずは『お金』の問題は少なからずありそうな気がする。

 

その日暮らしをしている人がまだ多くいる現状、家事などでスポーツに割く時間はない、スポーツしても金にならない、お腹が空くだけだ!なんて考え。

 

その日暮らしなのに、スポーツしてお腹すいたのにご飯が食べられないなんて、きつい。

 

野球をやっている子たちは、関わっている限りみんな余裕がある方なのかなーと感じています。

 

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自分たちでお金が準備できない、野球に関してはそもそも道具が売っていないのでこっちで手に入れることは難しい、といった感じで最終的に誰かに頼る(寄付)しかない状況。

 

じゃあ寄付した道具(野球以外も含めて)がちゃんと大切に使われるかといったら、そこも指導からスタートしなければいけません。

タンザニアで野球が始まってから約10年経ちましたが、まだまだ指導が必要です。

寄付されたものだから大切にしない、という見方もありますが、みんな寄付慣れしている部分もあると思います。

 

もちろん、道具を大切に使う選手もいます。

でも寄付慣れしているせいか、十分な道具が揃っているのに

『これじゃ足りない』

『新しいのが欲しいから道具を日本から送って欲しい』

と言ってくる選手も実際にいます。

 

学校でも先生が「金くれ、物くれ」って言ってきますし、寄付をしすぎた影響なのか、自分たちでなんとかしよう、ってならないんです。

 

『道具とか困ったことあったら日本から送るから!』といったありがたい連絡を頂くことも多いです。

 

道具がたくさんあれば楽だし、できることも増えますが、それがタンザニアのためになるかと言ったら、イコールではないと思っています。

 

魚の釣り方を教えずに魚だけタダでプレゼントしているようなもんです。

 

最近流行りのよくわからないビジネスで『海外支援を!』とか『途上国に学校の校舎作る!』って言ってるのもちらほら見かけるようになりましたが、じゃあ学校の校舎だけ作って生徒や先生はどうするの?って話と似ているような気がしています。

 

はじめは寄付やサポートがないとできないのは当然ですが、持続可能な社会を!って言ってるわけですし、1番根っこの部分で活動している協力隊も、限られた時間のなかで隊員がいなくなってからも現地の人だけで続けられるように、現地の人と一緒に汗水流し、冷たい水シャワーを浴びながら活動しているわけですから…笑

 

だからとりあえず寄付すればいいみたいなのは正直なしだと思っている!

 

寄付とかの連絡をくれる人たちには申し訳ないけど、どうしても寄付や支援をしたいといった気持ちがあるのであれば、ぜひ一度現地に足を運んでいただきたい!

そして、現状をみてどうしても必要だと感じたら寄付をしていただきたいのが本音です。

 

日本で使わなくなったから送ろう!っていうのはめちゃくちゃありがたいけど、その気持ちが無駄になってしまうこともあるのが現実です。

 

タンザニア野球連盟の事務所で保管されている道具でも、使っていない物はたくさんあります。


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じゃあ使ったらいいじゃん!って話ですが、普段硬式ボールで練習や試合をしているのに、軟式用のバットばかりなんです。リサイクル等もできないですし、行き場所もなくなっています。

 

タンザニアだけに限らず、野球だけに限らず他の国でも同じようなことはあります!

よくあるのが古着の寄付で、量が多すぎて着る人がおらずそのまま破棄することがある、なんてことも聞きますよね…

 

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最後に、せっかくこっちに住んで活動しているのにただの金持ち、寄付するだけの日本人(Mjapani)だと思われるのは嫌だという願望。気持ちは良くないしこの状態で活動するのも大変なことが多い。

 

依存しているからか、現地の人でなんとかしようという気持ちがあまりない。特に学校では。

協力隊がいればいつでも授業をやってくれる、道具を支援してくれる、と言った感じがある。

 

歩いていると金くれご飯くれっていつも声をかけてくる人がいるところを、練習終わりに選手と帰っていました。

この日もいつも通りしつこく声をかけてきたので、いつも通り無視をしていると「なんで返事しないのか?」って選手から聞かれました。

シンプルに、「いつもしつこいし、あげるお金はないから申し訳ないけど返事はしない」って答えると選手から、

『タンザニア人は白人や日本人のことみんなお金持ちだと思ってるし、優しいからくれると思ってるよ。』

って当然のように言われました…

 

彼は野球初めて2、3年?の20歳の選手で、なぜ道具を大切にするのか、など野球を通して教わっているので理解はしていますが、たまにこういうことや、道具が足りないから送って欲しいって言ってくるので、結局根っこの部分まで変えていくにはめちゃくちゃ時間かかるんだなーって。

 

そもそも物を大切に使う、ルールを守るといった考えを持っていないことが大人でもあるので…

 

じゃあ野球や学校でどんな風にしてるのかって話はまた別の機会で。

 

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ということで、タンザニアスポーツ事情と寄付の現状のお話でした。

 

8月に、無事に訓練を修了した隊員が5人きたので、これからタンザニア隊員賑やかになっていくと思われます。

 

7月には知り合いもタンザニアまで来てくれたし、ダルエスサラームは凶悪都市と言われていますがそんなことないのでぜひみなさん遊びに来てください!

 

それではまた。

Asante!

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Nane Nane

どうも!

 

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今日8月8日は世界猫の日らしい、ということでいつも家の前に来る猫の写真を載せてます。

 

7月末でタンザニア生活3か月を迎えてました!

とりあえずは前回の滞在よりも長くなったのでよし、って感じです。

 

6月は学校がLikizo(休み期間)だったため、同期の活動先見学行ったり家周辺を散策しながら、野球をしてぼーっと過ごしていました。

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休みは休み!ということで本当に誰も学校に行きません。

本当に行かなくていいのか念のためカウンターパートに確認したら、

『行かなくていい。家にいな!』って言われました。笑

 

Form2と4の生徒は11月に国家試験があるので、休みはなく授業をするといっていましたが、近くに住んでいるForm2を教えている先生はしっかり休んでいましたし、学校もしっかり閉まっていました。

 

学校は7月3日から無事に再開しています。

 

前期にはなかったのですが、時間割にLunch timeが急に追加されたり、いきなり試験が始まったりと、何回聞いても調べても、いつまでたっても学校のシステムがわかりません笑

 

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さて、今日は【Nane Nane 】という農民の日で祝日でした。Naneは8って意味です。

 

ちなみに7月7日は、七夕ではなく【Saba Saba】

という国際商業祭の日でした。

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Sabaは、数字の7って意味です。笑

7月7日、8月8日ときて9月9日もなにかあるのか?と思いますがが特に何もありません。

 

サバサバでは、タンザニア国内外の起業がブースを出して、商品を紹介したり売ったりしていました。

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洗剤などの日用品や家電、工場で使う機械までなんでも売っていました。

 

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学校の話に戻りますが、少しずつ実技授業したり、野球部の再開にむけて準備を進めています。

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進めている先にぶち当たるのが道具の壁ですが、買ってくれるんでしょとかお金ちょうだいとか日本から取り寄せてよとかほぼ毎日のように言われるので、これに対してもちょっとストレスというか…

まあ仕方ないことだけどずっと寄付とか支援してくれる人たちに頼ってばかりではタンザニアのためにもならないので、自腹で出すつもりも寄付を募るつもりも1ミリもなく…

どうにかして学校や選手がちゃんと自分たちで準備してほしいけどそうもいかないのでできることが限られていますが、ほんとにちょっとずつって感じですかね。

 

普段あまり関りのない先生たち(他の学年の先生やたまにしか学校に来ない先生)にもようやく認識され始めたところですが、

「チャパしないのは教員じゃない。お前はここで何してるんだ」的なことをちまちまと言われたり、「色々道具買ってくれるんでしょ?」「まだスワヒリ語わかんないのか!」等と言われる機会が増えてきました。

 

たまに本当にしつこいときがあるので、「ただのボランティアだし、金なんかない!」とサバサバしたり抵抗することも増えてきたけども、これも時間をかけるしかないのでマイペースにやっていくしかないなーと思っている今日この頃です。

 

ということで、リキゾからぼーっとしすぎて間があいてしまったブログでした。

 

それではまた。

Asante!

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Sumbua

どうも!

 

タンザニアにきてから1ヶ月経ちました。

長い?短い?

よくわかんない感情だけど、毎日どっちも感じてます。

 

英語もスワヒリ語もできるようになっている気が全然しないですが、とりあえず生活できています。笑

 

実は任地に移動した日から数日間、風邪のような症状(喉の違和感、鼻水、発熱、大量の寝汗等)がありました。

とりあえず様子を見ましょうということで病院には行きませんでしたが、タンザニア内でもまだコロナ報告があるのと、街中でも咳や鼻すすってる人意外といるので、検査してたらコロナだったかもしれませんね。笑

今は症状も治まり、回復してます。

 

といってもコンディションはタンザニアにきてからずっと本調子って感じではなく、夜中に目が覚めたり、普段よりもめちゃくちゃ汗かいたり、いまいちって感じです。

 

家の近くにめちゃくちゃ安いジムを見つけましたが、とりあえずは自重トレ、腹筋ローラー、縄跳びでどれくらい身体が変わるだろうか、ってモチベーションでトレーニングしています。

 

コンディションに関しては以前何か調べ物をしていた時に、時差ボケとかは1ヶ月くらいかかるって見たことがあったような気もしたので、そのせいかもしれませんね。

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活動の方ですが、予定表だと6月16日(金)で前期終了、そこから1ヶ月の休みに入る予定。

 

と思っていたら先週、

『来週から休みだけどどこか行ったりするのか?』といろいろお世話になっている先生に聞かれ、『え、6月16日まであるんじゃないの?』と聞き返すと6月1日からずっと休みだよ。と言われました。笑

 

試験期間についてはこちらで↓

https://www.instagram.com/p/Csvzyq_tOF0/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

 

 

再度カウンターパートにも確認すると、カウンターパートからは31日から休みだと。

もう授業ないけど5月30日が最終日だよって。

 

分からん。笑

 

とりあえずは前期が終わり、6月1日から休みに入っているので、学校での活動が本格化するのはまだ先になりそうです。

 

野球隊員だと思われていますがいちおう学校配属の体育隊員です。笑

 

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前の学校は、全員が体育の授業を受けていたけど、今回の学校は主要科目以外は選択制なので、全員が体育をするわけではない。

ただ、選択科目と言っても国家試験があるので、前回の学校と同じで基本は座学体育です。

※タンザニアでは進級進学に国家試験をパスする必要があるので体育でも座学がメインです。

(カリキュラムで体育を選択していない学校もあるので、その学校は体育=【スポーツ・遊び】みたいな位置付けになっているか体育授業そのものが無いか。)

 

国家試験のための大切な授業に、果たしてボランティアが責任を取れるのか!

なんて思ったりもするけど、相談しながらやっていくしかないですね。

 

日本じゃあり得ない(教育実習や課外活動などは除く)とも思うし、郷に入っては郷に従え、とも思うけど、授業も何もかも全部やってしまうのも、それはそれで違う気がしている。

 

でもカウンターパートや他の先生は授業をやりたくないから押し付けてくる。

これは前回も同じでした。

 

学校行った初日、時間割や1日の流れ、年間スケジュールを教えてと言っても「あとでね!」と言われ全然教えてもらえず、学校案内してもらいながら過ごしていると、急に今から授業あると言い始め、教えてこいって。

早速ちょっとキレてしまった。

結局その時間はカウンターパートに授業をやってもらいなんとか終了しました。

 

色々と理由をつけて授業をやらない先生、

授業あるのにそもそも学校に来ていない先生、

生徒が呼びに来るまで授業にいかない先生、

次の授業の担当が来るまで授業を続ける先生…

タンザニアには色々なタイプの先生がいます笑

 

この前はカウンターパートじゃない先生からいきなり数学の授業をやれって言われました。

 

何をしようが給料をもらえるのがタンザニアの先生なので、とりあえずはサポートしていく形が活動としていいのかなーと。

 

ちなみにタンザニアの教員の平均年収は聞いたところ【4,000,000Tsh】くらいだそうです。日本円だと約20万円。

だから教員だけではやっていけないってカウンターパートが言っていました。

学校では生徒にお菓子を売ったり、家でも野菜とか売ったりして稼ぐそうです。

左:【ウブユ】バオバブの種に砂糖で味付けしたやつ
右:【ケーキ】と言っていました。正式名称はわかりません。ラスクみたいな感じ。



でも中には車を持っていたり、身なりがよかったりと、めちゃお金持ってるだろ!って雰囲気の先生もいたりします。しらんけど。

 

まあどんな形であれ、先生達の都合で子どもが学ぶ機会を失われるのは良くない、というかあってはいけないことだと思う。

 

かといって授業を全部引き受けて、担当の先生が授業をやらなくなる(依存されてしまう)のも良くないしこうなってしまってはタンザニアのためにもならない。

と日々もやもや(Sumbua)しております。

 

1クラスの人数も70人くらいいることが普通なのTT(Team Teaching)や小クラス制、クラスによっては授業がない時間帯があるのでその時間を活用できると良いと思うんですけど、なかなか難しいところではあります。

 

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教員の穴埋め要員として要請がある気がしている。(あくまでも個人的な感想です。)

 

必ずしもこれだけの理由ではないけれど、日本人が来たら授業やってくれるし、何なら道具とか教材を支援してくれる(かもしれない)って思われているのは、残念ながら否定はできない。

 

学校にあるスポーツ用品は、隊員がいなかった3年間で悲惨な状況になっていました。

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ボール等は全部使えない状態、あったはずの用具が行方不明、全てゴミと一緒に置かれている…

 

写真はある程度並べてから撮りましたが、まじでとてつもない置き方でした。

ちょっと悲しかったです。笑

 

隊員がいないだけでこんなになってしまうのかと。

『最後にいつ使ったの?ボールとか、なんでなくなったの?』

と聞くと『あそこの学校に行けば貰えるから今度貰ってきてよ!』との回答。

 

そういうことではないと。笑

 

道具があれば子どもにも先生にも教えられることは色々あるけど、管理できなければ意味がないと思う。お金もかかることなので、時間をかけていくしかないのですが…

 

物くれ!

金くれ!

あの学校はあれがあるぞ!こんな活動してるぞ!

 

〇〇はこれくれたぞ!(過去に活動していた隊員や関わりのあった隊員)

 

ってめちゃくちゃ言われる。

生徒からお金くれも日常。

 

まあ仕方ない。笑

 

そんなやりとりがある中で、『日本人はお金もあるんだし、日本で生活するよりタンザニアの方が楽でしょ!』

ってカウンターパートに言われ、『海外で生活するのは大変だよ。しかもボランティアだし給料ももらってないよ。』って言い返したものの、ハンドバック、携帯、服をくれと等と、事あるごとに言われています。笑

今回のカウンターパートは女性の体育教員です。

 

こんな感じでタンザニア生活が1ヶ月が過ぎました。

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活動の方は、カウンターパートには今まで通り座学授業をやってもらい僕がサポート、実技授業をするときは自分メインでサポートしてもらうというスタンスでとりあえずいこうと思っています。

 

学校の野球部は廃部状態なので、立ち上げからですかね。笑

残念ながら立ち上げは後期が始まってからじゃないとできない!と断られてしまったので少しずつやtt履行と思います。

まあボールもないので、なんとかしようと思います。

 

ちなみに今は週末に片道約1時間半かけて野球やっているところまで移動して教えてます。

長くなってしまったので、野球とか任地の様子とか、その他のことはまた今度ということで。

 

それではまた!

Asante!

ねりわさびも売っていました。アボカドにわさび醤油できるのは完全に優勝です!