どうも!
停電続きとちょっとバタバタで更新ちょっと遅れてしまいました笑
タンザニア2か月記念!!!
と行きたいところですが残念(huzuni)なお知らせが...
16日月曜日にタンザニアでもコロナウイルス感染者が出た
と保健大臣から発表されました。周辺国(ケニアやルワンダ)でも感染者が出ていると情報はあったので時間の問題だと思っていましたが、とうとう来てしまいましたね。
タンザニア人からの「CHINA!CORONA!」の言い方が強くなっています笑
乗る気のないバイクタクシー(ピキピキ)のドライバーからも「Hey!コロナ!!乗ってくか?」って声かけられます笑
確かにコロナなんだけどももうタンザニアもコロナ来てるから一緒じゃんとも思いながら...笑
タンザニア国内のすべての学校を30日間の休校にするとの発表もありました。
そして知っている人も多いと思いますが、JICA海外協力隊全員が一時帰国にもなりました。
こればっかりは仕方ないですね。
早速バスで頭を叩かれたり近寄るなと言われたとかもタンザニア隊員から聞いていて、なんか残念だなーとちょっと思いながらしょうがないのかーとも思いながら...
帰国の準備を進めるとともにこういうことも耳に入ってきて、
教育って大事だなー環境って大事だなーと
強く感じましたね。
僕は23日に任地ムワンザからダルエスサラームに移動して、一泊して24日にタンザニアを出国する予定だったんですけど変更続きで25日に出国予定!
日本についてからは2週間JICAの国内施設で2週間待機という連絡も来て、その後の予定は未定。一時帰国なのでタンザニアにはまた戻ってくる予定でいますが早くても5月中旬以降とのこと。意地でも2年間絶対帰りたくないと思っていたのでちょっと残念な気持ちもありますが、パワーアップしてタンザニアに戻るチャンスだと!
再出発に向けてしっかり充電するのとちょっとリフレッシュと、タンザニア2か月で学んだことを還元できたらいいなって思っています。
11日 水
僕の配属先の学校の体育は「座学体育」9割で、その授業も過去の協力隊員が国家試験を分析してまとめて作った教科書をただひたすら黒板に写して生徒はそれをノートに写すだけの授業。というか書写の時間ですね。笑
この写真(授業)は水泳の4泳法を全て説明しています。
以前の投稿でも少し書きましたが、進級、進学には国家試験に合格しなけれないけなくて、その試験科目の中に体育(Physical Education)も入っているので座学で体育を学ばなければいけない理由もわかりますが、じゃあそもそも体育って何なのかってなってきますよね。
授業も補足説明とかをするわけではなく、JICAボランティアが作った体育の教科書を先生が黒板に写すだけ、生徒はノートに写すだけ。40分のコマも80分のコマもひたすら無言で書き続ける、書写の時間になっています!
任地に来てから2週間ずっと座学体育しか見学をしていなかったので、授業内容を聞いて見たことない授業だったら見学に行って、見たことある授業だったら見学しないでスワヒリ語の勉強をしたり、日本語を教えてほしいという生徒に日本語を教えるスタイルで今週はやっていました。
するとこの日はは外で授業するから授業手伝ってほしいと言われて、初めて実技の授業を見ました。バレーボールの授業でしたが当然ボールはボロボロで人数分はない。ネットもないので簡易的に紐で繋ぐ、支柱の木はずっと埋まっててコートも外だけど一応ラインの部分だけ掘ってあってわかるようになっている。
ボールはずっと使っていなかったので空気が抜けてしまっていて、授業前にカウンターパートが空気入れてたけど空気入れすぎてボールを一個破裂させました笑
ただでさえボールが少ないのにもっと大切にしてよーと心の中で思いながら、カウンターパートは当然そんなことを気にすることもなく体操服(ジャージ)を忘れた生徒をシバいて授業が始まりました!
授業受けてる生徒は初めてバレーボールをするような生徒がほとんど。なのに授業は座学で勉強したスキル
・パス(アンダーハンドとオーバーハンド)
・サーブ(アンダーハンドとオーバーハンド)
・スパイク
・ブロック
・試合(通常ルール)
とすべてを詰め込み。当然生徒はできずにただボール遊びをして盛り上がっているだけで、それを見たカウンターパートは「こいつらへたくそなんだよ」って笑いながら言ってきて。そりゃそうでしょと思いながら80分はあっという間に終わりました。
授業後に生徒に月にどれくらい体育の授業を外でやっているのか聞いたら、質問の意味が分からないって言われて、体育授業はほぼ教室で外でやるのはカウンターパートの気まぐれっぽいことだけがわかりました笑
12日木
エアロビ外でやりたいからスピーカー持って来てって朝学校行く前に言われて持っていったらじゃあ授業やってと言われ。しかも80分笑
さすがにちょっと怒りました笑
結局少しだけって言われて少しだけやりましたが整列させるだけでも時間がかかります笑
エアロビの動きも基本的なステップは座学で学んでいるけど実際音楽流れて身体を動かすとみんなやり方わかんない。
徐々にカウンターパートが考えた独特な動きになってきて
音楽使って生徒もノリノリで楽しそうだったし体操服忘れてシバかれた生徒も見学だけどだんだん体動かし始めて。
時間割1日40分×10コマあったら、やっぱりどこかで体動かす時間は必要だと思うし、リフレッシュにもなるから実技は空いた時間とかでどんどん入れていきたいと思いました。
日本でも体育はいらないとか、冬の持久走がいらないとか体育授業に対していろいろ言われてたりするけど、体育=スポーツの授業ではないし、かと言って全部座学で良い訳でもない。
身体を使うことによって学べること(自分の体調が分かったり生きていくために必要な体力をつけるなど)や、スポーツを通して学べることがたくさんあります。コミュニケーション力だったり、どうやったら点が取れるとかどうやったらうまく出来るようになるとか課題解決力が学べたり。ルールを守るとか相手を尊重するとか、そういう観点でも学びがあります。
実施種目に関してもちゃんと考えられています。例えば持久走だったら、生涯スポーツと言われている中で1番身近な運動で、走ることは道具もいらないし自分1人でできる。走るだけで体調が分かったりもするし健康な体を維持、体力増進するには運動は欠かせません。
他にも、最大酸素摂取量が大きいと集中力が高い傾向にあるというエビデンス等いろいろな背景があってやってるから、そういうことも踏まえて体育実技の必要性をまずは配属先にアプローチできたらいいなって2年間で考えています。
前任者が運動会をやったりしていて、次運動会はいつやるのかってカウンターパートじゃない先生から言われたりしていて、体を動かすことに関して興味がある印象なので、プレゼンする価値はあるかと。
音楽がなっていたら自然と身体が動いたりするとことか笑
実際エアロビの授業中通行人とか近くの子どもとかが集まってきてたので、何かイベントでもできたらなーって思っています。
あとはチャパですねー笑
この日も授業中なのに生徒が一斉に出てきて順番にしばかれていて、それを眺めているとカウンターパートがきてこれは俺たちの教育方法なんだって説明がはじまり、色々と話し合いました。
そもそもなぜチャパをするか、プレアサの時も聞いたけど、何回言ってもミスするから、言うこと聞かないから、いちいち話をする時間が無駄などなどいろんなことが返ってきます。でも先生と生徒が話合っていたりアドバイスをしているのをまだ1回も見たことがない。
あとは3回連続で叩いたらダメ(何かの決まりかルールがあるっぽい)だから2回しか叩いていない、とかやりたくてやっているんじゃなくてミスするからやっているって、この日は結構な時間話ました。
もし自分がやられたらどういう気持ちになるか、叩いているときはどういう気分なのか聞くと、やられたら痛いし嫌な気分になる、やっている時もいい気分ではないって。
まあでもやっている様子を見たら先生のストレス発散っていうかなんか作業的な感じで教育的意味があるのかって考えたらそこまで考えてなさそうな感じはあります。生徒も順番待ちして、待っている時はやられている生徒の表情見て笑ったり冷やかしたりしていて、自分の番が来たらめっちゃ痛がったり泣いたり逃げたり…
ゆっくり時間をかけないといけないなーとも思いながらタンザニアの教育システムを否定するのもおかしくて、色々考えさせられます。
この日の集団チャパが終わった後1人の生徒が泣きながら僕の方に来て、今日はなんでチャパされたのか聞いたら「テストで間違えたから」ってテストの点数を聞くとテストを見せてくれて96%って書かれていました。96%正解しててなんで叩かれるのか理由がわかんないっていうのと、手のひらを棒で叩かれた時に手のひらの皮がえぐれていて、その痛みで泣いていたみたいです。
こんなことやられてたら生徒も積極的じゃなくなったり萎縮するのは当然で、結構控えめで物の受け渡しでもびっくりする生徒も少なくないので、なんか残念な気持ちです。
カウンターパートと結構な時間話したので、授業終わって色々考えながら歩いていたら帰り道に囚人から金をくれって頼まれました笑(僕の通学路沿いは刑務所があって、オレンジの服を着た囚人が普通に道を歩いていたり作業しています)
教育って大切ですね笑
13日金
プレアサから野球教えてほしいって言われ続け、放課後集まれって言っても全然集まらず、やっと野球部が集まって練習できました!
僕の要請内容に、自分の競技経験から指導可能なスポーツの指導・普及というのが入っているので、野球もちゃんとした活動になります笑
野球部集まったけど前任者が残してくれた野球部の記録(半年前)から明らかに道具の数が減っていて雑に扱われていたので道具の個数チェックと掃除からスタート
掃除終わってから練習したけど、とりあえず初めてだから今までやってた普段の練習を見せてほしいと伝えてこの日は見てるだけ
でしたが練習以前の問題でした笑
オフィス(体育教官室的なところ)に道具置いてて壁にベースの距離とか生徒が書いたやつ貼ってあるのに塁間めちゃくちゃ遠いしファールゾーンに1塁と3塁ベースが置いてありました笑
それ以外はForm3の上級生を中心に練習を進めてくれました
w-up→キャッチボール→ノック→ミニゲーム→c-down
で終了
ホームラン打ちたい!とか変化球投げたい!って日本の小学生とか野球を始めたころの純粋な気持ちをみんな持ってて、これから教えるのが楽しみで伸びしろありまくりな生徒しかいない!
ミニゲームって書いたけど人数もいないし内容もゲームとしては全く成立していなくて、アウトのほとんどは三振でした。笑
基本のキャッチボールから教える必要がありますが12月のタンザニア甲子園までにどれだけ成長できるか楽しみしかない!!
14日土
週末はいつも朝8時に集まって練習してるって言うから8時に行ったら生徒いないしカウンターパートも来ておらずオフィスが開けられない。
結局9時半くらいに生徒も集まってカウンターパートも来たのでそこから練習スタート
でも6人しか来てない。最終的に10人になったけど、教えてほしい!練習したいってずっと言ってた意欲はどこへ消えたのか。笑
卒業生?も来てサポートしてもらいながら一緒に練習しました。
15日日
のんびり洗濯、昼寝、映画を見た
16日月
ついにタンザニアでもコロナウイルスが来たと正式発表があり、タンザニアの保健大臣が会見開いていました。
帰国かも…と同期隊員のラインでもみんなそわそわしながら他の国の隊員からも情報が入ってきたり。
ピースコー(アメリカ)もKOICA(韓国)も全員帰国が決まってみんな各自で荷物まとめはじめました。
17日火
朝全員帰国かもって言う情報が回ってきてて、でもスタッフからは何も言われていなかったので学校に行くと、お昼前に連絡が来て帰国することになりました。
最短出国日で調整するから速かに帰国の準備をしてください。と、それを校長、先生方、生徒に伝えると残念そうにしてて、日本語を教えていた生徒が来週くらいにホームパーティー開いてくれることになってたんだけどそれもなしになってしまい、野球の試合も…
赴任3週目に入り、色々慣れてきたタイミングだったのでなんとも言えない気持ちですが、
決まったことは仕方ないので日本帰ったら出来ることをやるのみ!!
ちょっと長くなりましたがこの辺りで。今週は雨も毎日降ったり止んだり停電したり、授業だったり帰国なったりで色々考えることが多くてちょっと疲れました。笑
ではまた。
Asante!!